「置かれた場所で咲きなさい」から学ぶ

昨年末の12/30に89歳で天に旅立たれたノートルダム清心学園理事長だった渡辺和子さんが、お書きになった「置かれた場所で咲きなさい」は多くの人が手にとって読まれたことでしょう。

ご自身の「2.26事件」でお父様が9歳であった渡辺和子さんの目前で殺害されたという壮絶体験を抱えながら、生き抜かれたエッセンスが込められた本だと感じました。

その中で、「つらかったことを肥やしにして花を咲かせます」というフレーズも有名ですね。自分では、どうしようもなかった体験でも、自分自身の肥料になってやがて花を咲かせる事に繋がるという風にとらえれば、「過去の経験は宝」たとえ失敗であったと思っていても、それはやがて「宝」となるのだと考えることができるのですね。

「でも、咲けない日はあります。そんな日は、静かに根を下におろします。」

とも書いてありました。

そうなんですよね。
成金成功者が、一時的に過ごす夢のような世界は「バラ色の日々」なんて表現されますが、多くの人は落ち着かないカラーリングなのかな?なんて考えたりもします。

それとは、位置的に反対側に位置するような、地に足を着けたというより、正に大地に根を張った状態を体現した含蓄のある言葉です。

野菜などでも、ある時期、水をあげるのを控えると、根っこを伸ばし、やがて、おいしくなるのだそうです。

まさに、それですね。

何か最近パッとしないなんて思う時が、根を張っている時なのかもしれませんね。

もちろん人生の中には、環境を変える選択もあり、環境を変えた方が良い場合もあります。この判断も大切ですね。

未分類

Posted by dblacks