建前と現実のしわ寄せは?
3.11東日本を襲った大地震は、甚大な被害をもたらし、原発にも大きな打撃を与えた。その時すでに、東芝は最近取り沙汰されている債務超過の種を押しつけられていたようである(BFいわく)。
でも、原発事業のツケは、回り回って、需要家が支払うことになる。
そして、債務を埋めるために、優良事業はたたき売られるなどのシナリオも現実になるのかも知れません。
国税の不足分を穴埋めするのは、国民の血税であるのと同様の構造でしょうね。
一時的には、企業の従業員を含む関係者に大きな影響が及ぶので、現場は悲鳴をあげているのですね。
今年のはじめAさんは幹部社員に招集され
「いま、東芝を変えていく。7つの心がけ」を聞かされたという。
その中身を聞いていて、Aさんは首をかしげた。
「3.建前をなくそう。本気で伝えよう」「4.議論をするときは全員平等だ」
この時に「正直『こいつ何を言ってんの』って感じでした。議論せず、建前ばかりで話すから不正会計が生まれたんじゃないか」と感じたという。
14日の発表では、7千億円超の巨額損失が明らかにされた。しかし、潜在的にはもっとあるかも知れないですね。
元々の原発関連事業会社の買収の中に隠れ債務があったのでしょうから、話を巻き戻すのが必要なのでしょうが、それが通用しないとは、なんともやるせない話だと感じます。
裏の話のにおいがぷんぷんしますね。少なからず、建前(体裁)が存在する世の中ですね。
現実を理解した建前と現実を認識していない建前とは大きな差があるように思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません