母に抱きしめられたい
尾畠春夫(おばたはるお)さん78歳は、山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を発見し、スーパーボランティアとして有名になりました。
尾畠さんは、小学5年生のときに41歳だった母がなくなり、奉公に出されることになったそうです。
中学校を卒業すると魚屋さんで修行をしたり、魚屋さんをするために、とび職をしたり、ばらいてぃーにとんだ人生だったようです。
65歳まで魚屋で精一杯仕事をして、世間への恩返しとして、ボランティア活動を続けているそうです。
そんな尾畠春夫さんが、情熱大陸で取り上げられました。
その中で、泣きながら絞り出すような声で漏らした言葉が、「78歳になる私でも、今、母に抱きしめられたい。背骨が折れるほど強く。ギューッとあばら骨が折れるほど抱きしめてもらいたい。」でした。
母との死別から始まった激動の人生を思い返しながら、毎日、本当に必要な手助けをするにはどうしたら良いのかを考えている芯は、ここにあるのではないかと感じました。
この母への想いが、尾畠春夫さんを支え、突き動かしているのでしょうね。
お元気で、ご活躍されることを願います。
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