メシアとは?

メシアとは、ヘブル語で「油塗られたもの(משיח)」という意味です。ギリシャ語では、キリスト(Χριστός)です。ですから、イエス・キリストと表記すれば、イエスはメシアであると告白する事になるのですね。

聖書の中心テーマは、人類救済のために、第二位格であるイエス・キリストが、為したことの提示です。

それは、旧契約が記されている旧約聖書に、メシア預言として記され、メシアを指し示しています。

旧約聖書には、将来出現するメシアに関して、種々の預言があります。

メシアはダビデの子孫から出る。イエスの母マリアは、まさしくダビデの家系に属していた。

メシアはベツレヘムで生まれると予告され、実際に、そこでイエスは誕生した。

メシアは第二神殿が破壊される時点より前に来られることと、紀元32年に判決を受けて非業の死を遂げることが予告されている。実際に、イエスは紀元32年のニサンの月14日に十字架に架けられた。

イザヤは、メシアは処女から誕生すると預言した(イザ7章)。新約聖書には、イェシュア(イエス)は乙女ミリアム(マリア)から生まれたと記されている。

『イザヤは言った。「さあ、聞け、ダビデの家よ。あなたがたは人々を煩わすことで足りず、私の神までも煩わすのか。それゆえ、主は自ら、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。
この子は、悪を退けて善を選ぶことを知るころまで、凝乳と蜂蜜を食べる。(イザヤ7:13-15新改訳2017)

メシアは神ご自身のご性質を持ったお方であり、神の体現である。新約聖書では、イエスは「神の御子」と呼ばれており、神と一体であり、神を体現する存在である。

ゼカリヤ9章によれば、メシアはロバに乗ってエルサレムに入城される。

イザヤ35章を始め他の預言書も、メシアは不治の病を治し、目の見えない者の目を開け、ツァラアトに冒された者を清め、耳の聞こえない者の耳を開き、口のきけない者の舌を解き、悪霊を追い出し、死者を生き返らせるお方であると預言している。実際にイエスは、そのような奇跡を行われた。

イザヤ53章と詩篇22篇によれば、メシアはご自分の民に拒否され、辱められ、死へと導かれる。では、異邦人はどうか。この点をヨナ書が明確にしてくれる。ハラハーの教えにあるように、私たちの父祖の神は、イスラエル民族限定の神ではなく、被造物を全て愛し、異邦人さえも愛しておられる神である。

詩編118篇によれば、メシアは家を建てる者たちの捨てた石となるが、神は、それを礎の石とし、この石を通して諸国民を祝福される。イエス時代から今日に至るまで、イスラエルの神を信じるクリスチャンが無数に起こされている。ラビたちのおかげではない。イエスのおかげである。

メシアの死の目的について。詩篇22篇、イザヤ53章、ゼカリヤ12章などによれば、イスラエルの民は、イエスがメシアだと認識できないまま、この方を突き刺し、十字架の死へと追いやる。しかし神は、この状況を用いて、私たちの罪と咎をこの方に負わせる。イエスは、私たちの罪を贖う犠牲のいけにえとして十字架に架けられたのだ。

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https://harvesttime.tv/zion/answering-rabbinic-objections-to-jesus/758/

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Posted by dblacks