アブラハムは信仰を義と認められた

『信仰によって、不妊の女サラ自身も、年齢が盛りを過ぎていたのに子をもうける力を得ました。約束をなさった方は真実な方であると、信じていたからです。それで、死んだも同様の一人の人から空の星のように、また海辺の数えきれない砂のように、多くの子孫が生まれたのです。(ヘブル11:11-12新共同訳)』

「アブラハムは神を信じた。それが彼の義と認められた」という聖書の言葉が実現し、彼は神の友と呼ばれたのです。(ヤコブ2:23新共同訳)』

アブラハムは、イサク・ヤコブの血統では、イスラエル(ユダヤ民族)の父です。

一方、アブラハムは、イシュマエルの血統では、アラブ民族の父でもあります。

イサクは正妻サラが90歳で生んだ息子で、正式な跡取りでした。

イシュマエルは、エジプトから連れてきた女奴隷のハガルから生まれた息子で、イサクが正式な跡取りになったときに、追い出されたのです。

しかし、アブラハムは、二人の息子を持つ父であり、サラに追い出せと言われたイシュマエルについては、特に心配していました。

創造主である神は、イシュマエルの子孫までも祝福するという約束をアブラハムにしました。

今日のアラブ諸国の広大な土地や埋蔵されている資源は、その祝福の一端を見るようですね。

アブラハムは、100歳まで約束の子を目にすることはありませんでした。

その瞬間までも、創造主である神に対する信仰を保ち続けたのですね。

その信仰が、義として認められたのですね。

人間の限界を超えたところに、神の御業がなされるのですね。