あるハンターの話
『ウサギくらいは急所に命中すると即死するが、タヌキ以上の大きさになるとそうはならない…叫び声をあげ、おおきく目を見開きのたうちまわる…(「ぼくたちが選べなかったことを選びなおすために(幡野広志 著)」p34より)』
命をいただく場面の厳しさを感じる文章です。
ですから、人間は、なおさら簡単には死ねないのだと感じます。
人生の閉じ方は、様々なケースがあり、もっと生きてくれると期待していた人が、あっけなくなくなってしまうこともあります。
これも合わせて考えると、つくづく命とは不思議に授けられるモノで、授けられた人の思い通りなどにはならないのですね。
今は、パック入りの肉や魚を見る時代ですから、生きている状態から「つぶす」という行為をしたことも見たこともない人が圧倒的に多いように感じます。誰かが、その行為をしてくれているから、パック入りの食用品を購入することができるのですね。
天寿を全うすることは、生やさしいモノではない。
そして、看取ることも生半可なことではないと感じています。
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