苦しんで生き生きと暮らす
『下らなく過ごしても一生、苦しんで過ごしても一生だ。苦しんで生き生きと暮らすべきだ。(志賀直哉全集第6巻(らくがき三つ))』
「下らない」という語源を調べて持つ印象は、「本質や本道を外れることは相手にする必要はない」というニュアンスを感じます。
書き出しのフレーズは、ノンベンダラリと、何も考えず、何の期待も持たずに一生を過ごしてもということなのでしょうね。
それに対して、苦しんでもは、人生の悲喜こもごもが思い出される人もいるのでしょうね。
「苦しむ」というワードのニュアンスは、ネガティブに感じる人も多いのかも知れませんが、人生の苦しみを知らない人の方が少数派ではないかとも感じますので、人生の現実的な解釈のように感じます。
むしろ、「苦しんで生き生き」というつなげ方には、斬新さもありますね。
人生には、艱難辛苦もありますが、喜怒哀楽もありますね。苦しみを味わいつつエンジョイできる人生を送りたいですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません