死者を復活させる神
『わたしたちとしては死の宣告を受けた思いでした。それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。(2コリント1:9新共同訳)』
パウロは、人間関係や移動の際の危険、または、権力などから、「死の宣告を受けた」と感じるほどの苦難を経験しました。
かつて、サウロだった頃は、ユダヤ教の活動家として、クリスチャンを捕縛し投獄、処刑にも深く関わっていました。最大の迫害加害者だったのです。
その彼が、イエス・キリストの復活後その光に打たれてから、180度方向転換して、命懸けの宣教者に変えられたのです。
サウロは、頭脳明晰で、ユダヤ人最高と評価されるラビから教育を施され、ユダヤ人でありローマの市民権も持つ家系も申し分のない人でした。ですから、「自分を頼りに」して生きてきたのです。
しかし、この箇所では「死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。」と変わっています。パウロは復活の主イエス・キリストを頼りに、目の前にある苦難に向き合っていたのです。
イエス・キリストをメシアと信じる信仰者は、天国に国籍を与えられるのです。そして、何よりも「死者を復活させてくださる神を頼り」に生きていくことができるのです。
天国に国籍をもつ一人一人は、神の養子であり、イエス・キリストと共に相続人とされているのですね。
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