器用な人には充足感 不器用な人には満足感

世紀の天才と言われたレオナルド・ダ・ビンチですが、彼は頭脳明晰で多才だったようです。そのアイデアを実物大で再現している「レオナルドスリー」というプロジェクトがあるそうです。

レオナルド・ダ・ビンチを愛する3人が、彼のアイデアをカタチにし続けているのです。空を飛びたいといった飛行機のアイデアで12mくらいの木製のものを人が乗れるサイズで実現しているというのです。

実用化に至らなかったのは、動力の課題がクリアにならなかった。つまり、人間が一人乗り、大きな重たい翼を動かすには、オリンピックの金メダル以上の体力が必要なのだそうです。そのような強靱な人がいなかったので、実現できなかったようですね。

多才で芸術や解剖学や軍事技術・構造などのアイデアにも秀でていた彼ですが、経済的な流れには抗えずにいたのだそうです。パトロンには、カネを出す理由があり、カネを出すからには成果に結びつかなくては水泡と帰してしまうので、相当にシビアな中での立ち回りも想像できます。

「天は二物を与えず」などと言いますが、実際には、何も無いようでも、自分が取り組める何かを発見できるのは幸せの一つなのだろうと考えています。いくつもある人は、一つのことに集中できないですから、一つだけという人にもアドバンテージはあるはずですね。

周囲が羨むような、天からいくつも授かっているような人は、整理整頓できないとかえって混乱してしまう可能性もありますね。

不器用な人には満足感と書いたのは、例え一つでも、これがあって良かったという気持ちが大切だと感じますからね。人を羨む時間をその一つに使えますからね。

器用な人には充足感と書いたのは、新しいチャレンジをするのも選択肢の一つですが、今あるモノを深めることも、また、新しい発見につながるのかも知れませんからね。

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Posted by dblacks