一生良い子のままで? チャールズ・シュワルツ
『「私は掃除をするのが得意でした」とシュルツは述べている。「あるとき、ふたりの婦人が母を訪ねてきたんですが、帰るときに私のことを話しているのが聞こえたんです。ひとりが『なんていい子なんでしょうね』と言っていました。私はこう思いましたね。『ああ、ぼくは一生いい子のままでいなくちゃいけないの?』と」』【スヌーピーの父 チャールズ。シュルツ伝p31より】
特に小さい子を褒める場合、考える必要性を感じます。
スヌーピーが登場する漫画の原作者の体験が、心理学的にも秀逸な病者を描き出しているとも評されています。
冒頭の文章ですが、大人はポジティブに受け取った内容をそのままフィードバックしただけのように見えます。しかし、受け取った子の方は、自分の一面だけを評価されたとして、戸惑いを覚えたということのようですね。
「子」に対しては、「いい子」を求めるのが当然という見方もあります。
多面性を持つ人間が違和感を覚える評価が、ダークな自分を隠し通して一生を過ごさなければいけない背徳感に苦しみ、深呼吸ができる場所を尋ね歩くようになってしまうのかも知れませんね。
人間は、「いい子」に収まらない多面性を持っていますからね。
褒める要素や褒める言葉を考えたいですね。
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