私の意見 イワン・ツルゲーネフ
『私は誰の意見にも賛成したいと思わない。私は自分の意見を持っている。 イワン・ツルゲーネフ』
当然なことかも知れませんね。自分には自分の意見があるものです。
ツルゲーネフの頑固さが伝わってくる一文でもありますね。
傾聴の現場で気をつけていることがあります。
それは、聴くことに徹すると言うことです。
傾聴の現場は、「今、何をどのように考えているか」を聴かせていただくのであって、「ああすれば」「こうすれば」という場面ではないと考えているからです。
「私は自分の意見を持っている。」と書かれているように、ほとんどの人は、自分の意見を持ち、結論を持っているようです。
しかし、その意見や結論が、現状とギャップがあったりするということに当人が気付いてもらう以外に方法はないのです。
それには、経過時間も大切な要素ですね。つまり、その時に持っていた結論で、実行してみてうまくいかなかったという結果を共有して、その続きを聴くというステップを続けるからです。
それぞれの「私の意見」はあっても、だんだん変わっていくという要素もあるからです。
自分の意見を持つことは大切ですし、その意見に責任を持つことも大切です。
そして、いくつかの意見が出そろったときに、賢明な判断ができると、事態も改善するのですね。これには、経験値や思考の転換が必要になりますね。
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