毎回、新鮮な気持ちで 耳を傾ける
他人の話を聴かせていただくことは、忍耐が必要ですね。
人間の意識には、印象が強いことが色濃く残ります。ですから、繰り返し繰り返し同じような話が出てくるのでしょうね。
それは、楽しかったことであったり、怒りを抱いたことであったりします。
でも、多いのは「怒り」や「未完の残念な気持ち」なのだと考えています。
これらを繰り返し聴いていくと、だんだんと語り口に変化が現れてくることがあります。
怒りから殺意が薄れていくことなどをカタルシス効果などと表現したりします。
また、特定の相手に対する「怒り」であったり、自分に対しての「自責」なども色濃く残る要素のように感じています。
「毎回、新鮮な気持ちで」とイメージしても、「この話は何回目かな?」と考えてしまったり、集中力が途切れてしまうこともありますから、まだまだ修行が足りませんね。
「傾聴していると変化や変容が出てくる」と話をしても共感して下さる方は、むしろ少数派です。でも、私の経験値としては効果大の実感があります。
ただし、聴く側の「聞き方」や「姿勢」が大切なようですね。
中立性を保ち、共感性をもって、例えば、吸い取り紙のようなアプローチで聴くことが大切だという基本姿勢で、試行錯誤をしています。
これが、結構、ハードルが高く、難しく感じられる要素です。
シンプルなのですが、それが一番難しいと感じますね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません