チャンスは川の流れのように 斎藤緑雨
『人は常に機会を待てども機会は遂に人を待たず 斎藤緑雨』
鴨長明の「方丈記」をイメージするようなフレーズですね。
タイミングを計ることにも、得手不得手があるように思います。集団縄跳びの競技を見ていると、その流れのキレイさに引きつけられてしまいます。でも、自分が回っている縄に飛び込んで行こうとすると、色々考えてしまい、良いタイミングを逃して、良い流れを止めてしまいそうです。
また、「チャンスの女神の前髪をつかめ」という檄が飛ぶことがあります。余談ですが、チャンスの女神の後ろ髪は付け毛のようで、つかんだと思っても、チャンスはスルリと去っていくのだとか。
このフレーズは、機会は「機会のタイミング」で、それぞれの前を通過していくので、そのほとりに居る人には合わせてくれないのだというニュアンスを感じます。
例を挙げると、「今だ!」と、反応するタイミングが重要と言われるのが魚釣りです。
これは、魚のタイミングでえさがついた針に食いついてくるので、釣り人は、「今か今か」とワクワクソワソワしながら、その時を待っているのですね。
魚種によっても、針にかかるタイミングが違うらしく、余程、タイミングを合わせないと、魚は釣り上げることができないようです。
魚釣りに限らず、自分にとってのチャンスや「グッドタイミング」を感じるコトもあります。しかし、多くの場合、後になってから「あの時がグッドタイミングだったなあ」と感じるコトも一度や二度ではありません。
できれば、力みすぎないで、余計な力を抜いて、目の前に流れている機会を見つめていきたいですね。
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