過去を生かせるように カール・ヤスパース
『我々は過去をそのままにしよう、目を後ろに向けないで前に向けよう、などと言ってはなりません。前向きのチャンスは、過去を如何に貫徹し、摂取し、克服するかの程度にのみ掛かっているのです。 カール・ヤスパース』
「自国の政府により殺される寸前、敵国の軍隊により命を救われた」と、ドイツ在住だったユダヤ人カール・ヤスパース自身がナチスドイツ軍にいのちを狙われていた所をアメリカ軍によって助けられたと語っています。
ナチスの強制収容を自宅に立てこもることで九死に一生を得た数奇な人生を経験したカール・ヤスパースの含蓄のある言葉ですね。
過去には、経験や体験を通じた宝物が埋まっていると考えれば、過去を客観的に観察して、そのエキスを今後に活かすことができますね。
多くの場合、黒歴史を抱えていて、それらは、自分の記憶から消し去りたい願望を持ちます。
でも、もしそれを自ら覗いてみるエネルギーがあるのならば、宝物がザクザク見つかる可能性があります。
フラッシュバックが出て、過呼吸になる状態では、オススメできません。その場合は、自己受容をメインにセルフケアなさった方が良い時期ですからね。
閉山になった金山にも、まだ、金は埋蔵されているでしょうから、採算度外視で自分の過去という宝の山を冒険できると、何かを発見できますね。
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