自己肯定感よりも重要なこと
最近は、第二次世界大戦後からの右肩上がりの経済成長が止まり、右肩下がりも見られる時代になったので、社会全体の空気感も変化してきています。
特に、仕事の現場では、今までにないストレスがかかり「うつ傾向」の人も増加傾向のようです。
それらの人に対して、語られる一つは「自己肯定感」です。
自分を自分で肯定すれば大丈夫というような流れのようです。
確かに、そこにたどり着くと良いのですが、その土台になるイメージが抜けるコトによって苦労している人もいらっしゃるようなので、この記事を書いておくことにします。
そもそも、人の自信を支えているのは、「金」や「権力」や「他人」などの要素が思い浮かびます。
筆者のイメージにあるのは「もう一人の自分」です。それは、一人一人、本来の自分を意味します。
表に出ている自分は、鎧を着たり、着飾ったりしているので、本質的に虚像という一面がありますからね。
その本来の自分を自分自身が信じられるようにするために、大切なコトは「自己受容」であり、「自己一致」なのです。
人は、本来の自分が、一番、受け容れ難いようです。
そこに、こんな自分ではダメという自己否定が起きてしまい、「自己否定」のループをグルグルしてしまうことになるケースも多いことでしょうね。
「自己受容」とは、本来の自分を「存在レベル」で、そっくり受け入れることです。
これができると、驚くことに、自分の気になる行動を改善できる余地が広がるのです。
自己否定の典型は、「こんな自堕落な自分ではダメだ(行動レベル)」が大半ですから、「存在レベル」と「行動レベル」をキリわけて考えることが大切なのですね。
自分を受け入れて、信じることこそ、自信を獲得していく大切なステップですからね。
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