モーセの妻ツィポラ(チッポラ)について 出エジプト4:25 出エジプト18:2
『そのとき、ツィポラは火打石を取って、自分の息子の包皮を切り取り、モーセの両足に付けて言った。「まことに、あなたは私には血の花婿です。」すると、主はモーセを放された。彼女はそのとき、割礼のゆえに「血の花婿」と言ったのである。(出エジプト4:25新改訳2017)』
『それでモーセのしゅうとイテロは、先に送り返されていたモーセの妻ツィポラと彼女の二人の息子を連れて行った。その一人の名はゲルショムで、「私は異国にいる寄留者だ」という意味である。もう一人の名はエリエゼルで、「私の父の神は私の助けであり、ファラオの剣から私を救い出された」という意味である。(出エジプト18:2新改訳2017)』
モーセがエジプトから逃れてミデアンに逃げ込んだときに、遭遇したのが7人姉妹の一人ツィポラ(チッポラ)でした。
井戸の傍らで、順番に割り込む男の羊飼いをモーセが諫めて、ツィポラ(チッポラ)たちを助けました。
それを聞いた、ツィポラ(チッポラ)の父イテロ(エテロ)は、渡りに船とばかりに、モーセを婿に迎え入れたのです。
羊飼いとして生活していたある日、モーセは燃え尽きることがない柴に創造主である神の顕現を体験し、奴隷状態にあるイスラエルの民を出エジプトさせるために出向くようにと召命を受けたのでした。
ツィポラ(チッポラ)は、モーセとの間に2人の息子がありましたが、次男のエリエゼルには割礼をしていませんでした。
父イテロ(エテロ)の許可を得て、妻子共にエジプトに向かっていたモーセが主に殺されそうになったときに、妻が次男に割礼をして、モーセの解放者としての資格を回復することができたのです。
アブラハム契約の約束の地へとイスラエルの民を導く役割のモーセが、自分の子に割礼を授けていないことが神の怒りの本質だったのです。
どうやら、アロンと合う前か後あたりで、モーセの妻ツィポラ(チッポラ)は2人の息子と共にミデアンの実家に送り返されたようです。
割礼の一件で、モーセの妻ツィポラ(チッポラ)は、出エジプトの体験を味わえなかったようです。
誰とどのような契約があるのか?
その内容は、どういうものなのか?
この点検作業も、時には大切でしょう。
また、自分が創造主である神に対して、信仰を維持し続けているのか? 不信仰に陥っていないのかを点検することも大切ですね。
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