希望は失望に終わらない パウロ 新約聖書
『忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。(ロマ5:4-5新改訳2017…パウロ書簡)』
パウロという人は、かつてはサウロという名前でした。
ユダヤ人として産まれ、超英才教育を受け、なおかつ、ローマの市民権も持っていた、いわば超エリートだったのです。
サウロだった時には、その時の体制派で、クリスチャンの迫害に狂信的に取り組んでいました。
でも、ダマスコへの途上で、復活後のメシアであるイエス・キリストの光に打たれて、回心をして、目からウロコが落ち、真逆の人生に変えられることになったのです。
パウロは、新約聖書の多くの書簡を書いたことでも知られています。
また、ローマ帝国の皇帝に福音を伝えるために上訴するという捨て身作戦も、パウロならではの知力やバックグラウンドを持ってこそ、可能だったのかも知れません。
そのような人生の中で、多くの艱難辛苦を味わったことが記されています。
しかし、その様な経験を通じて、試練困難をも宝とするマインドで、歩んでいました。
「忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っている…」と記しています。
忍耐することの大切さ、また、品性を練り上げられることという宝が得られること、そして、それが希望を生み出すことを体験から、語っています。
彼は、信仰に基づいた行動から、試練を通じて宝を得ていたのです。
また、この希望は失望に終わることがないとも経験から語っているのですね。
パウロの信仰の源は、「私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれている」ことにあったのです。
パウロのように、神の愛の理解や解釈がスッキリすると、大きなエネルギーを感じられることでしょう。
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