自分への要求もほどほどに ニーチェ
『あなたがたの実力以上に有徳であろうとするな。できそうもないことをおのれに要求するな。 ニーチェ』
「自分を誉めてあげたい」というコメントを努力が成果として現れたアスリートなどから聞く時代になりました。
一つは、アンガーマネジメントという考え方が浸透してきた成果の一面かもしれません。
怒りがエネルギーになると言うスポ根的な時代から、もう一段階、冷静になった印象ですね。
周囲から一歩も二歩も抜きんでたと評される一流アスリートでも、その集中力を削ぐのは怒りだそうです。
怒りを感じて、冷静な判断ができなくなると、パフォーマンスが悪くなるからです。
自分の実力以上を自分に要求すること自体が無謀なのですね。
自分に対して、自己資産以上の身代金を要求しても支払い能力がないのですから、どうしようもなくなりますね。
では、どのように考え直すかですね。
今の自分の実力を把握し、自己受容する。
また、その実力を上げる可能性があれば、それをリストアップして、コツコツかつコツコツ努力する。
自分が自信を持てるパフォーマンスに集中する。
想定通りいけば、さらに、目指せるポイントを見つける。
想定通りいかなければ、状況を分析して、改善方法を考えて、コツコツかつコツコツ努力する。
このような流れでいけば、自分に対して、過度な要求をしなくても、少しずつステップアップしていける良好なサイクルを築いていけるのではないかと考えています。
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