習慣と根本原理 夏目漱石
『人間はただ眼前の習慣に迷わされて、根本の原理を忘れるものだから気をつけないと駄目だ。 夏目漱石』
原理原則を意識せずに生きている人が大半なのかも知れません。
人間は、良くも悪くも習慣化する生き物なのでしょうね。
そして、この習慣化は、かなりのクセモノでもあります。
自分にとって、理想的な習慣は、三日坊主と言われて身につきにくいですね。
でも、怠惰な習慣は、意識せずとも、体得しているので、実に恐ろしい(笑)
楽なイスとか、超快適なグッズは「ダメ人間製造機」として認定されて、警鐘を鳴らす人が出てきますが、それでも、それが返って宣伝になって、爆発的な大ヒットになったりします。
どうやら、ダメ人間製造機は、魅力を通り越えた魔力のカタマリのようです。
使い手は、楽な環境を満喫して行動範囲を狭めて動かなくなり、肥満になって不健康になる。
作りては、莫大な利益を手にして、ニヤニヤ通帳を眺める。
快適な環境は望ましいことですが、快楽はほどほどにしておくほうが、良いのかも知れません。
快楽に溺れて身の破滅に至るのだけは、避けたいものです。
このためにも、物事のベースにある根本の原理も考えていきたいですね。
「あー、今日も快感が手招きしているーー」
などと、感じていたら、その快感の影に潜むものを洞察してみることも大切なのかも知れませんね。
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