リアル対面とリモート対面の差 時には二級市民をつくることも

リモートロマンス,二級市民,情報格差

リモートワークが定着した分野もあるようですが、まだまだ課題もあるようです。

出社組のリアルな情報共有と、リモート組の情報共有には温度差があるというのです。

シリコンバレーのIT企業に所属するA氏は、自分が両方の立場を体験したことによって、はじめてそのギャップを理解できたというのです。

実際に目に見せられた資料と、共有フォルダにある資料に対する距離感のギャップが疎外感に繋がっているのではないかと考えているようです。

資料の類いは、官公庁で多く公開されていますが、自分が必要な資料を捜すとなると、ナカナカたどり着けない事があります。

そのような事が、それぞれのクラウドでも発生してしまうことが想像できます。

今ココに必要な情報を共有しないことには、スムーズな連携からは遠のいてしまいます。

コミュニケーションでも、メールや文字ベースのやり取りと、ビデオ通話を比較すると、相手の顔が見える方が、より良いやり取りができるように感じます。

高速インターネット環境が整備された恩恵で、ビデオ通話が日常になっていますね。

でも、多くの人は、その環境の変化に、戸惑いを覚え、さらには、翻弄されていると感じている人さえもいるのではないでしょうか?

日本では、1985年からショルダーホンが普及してきました。「肩からぶら下げる大きなお弁当箱のような」と形容されました。

それが、いまは画面付でコンパクトなスマホ端末になりました。

この時代を生きて来た身としては、目覚ましい技術革新の目撃者になっていたのだという感慨さえ覚えます。

さて、感染症の影響で、リアルな対面をしてみたい人とは、ナカナカ会えないという時もあります。

そのような時には寂しさも感じます。

でも、リアルで会えた時に、喜びもひとしおということもありますから、その時のために気持ちを温めておきたいですね。

「誰も置いてきぼりにしないされない」という課題が、スローガンとして掲げられる時代です。

せめて、自分が努力できる範囲で、身近なコミュニケーションがより円滑に進むように気を配りたいと考えています。