人間は自由なハズなのに サルトル
『人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである。 サルトル』
サルトルは、フランスの哲学者、小説家、劇作家です。自分の意志でノーベル賞を拒否した最初の人物で知られています。
フランスのパリのブルジョワ知識人の中で育ったとされています。
人間は、自由の中で生きていると考えていたのですが、現実には「人間は自由という刑に処せられている」と表現している事から考えると、本当の自由をサルトルは探求していたのでしょうね。
自分自身の選択をしていると自覚している人がどれくらいいるでしょうか?
自分の立場や周囲の反応を過剰に意識して、自分自身の意志を封印していることもあります。
家族がいるケースなら、なおさらです。
自分自身の決断で、家族が困ることもあるかも知れませんからね。
束縛の中にいれば自由へのあこがれもありますが、実際に自由になるとどうしたらよいのか分からないという心理状態になることもあります。
状態は自由なのに、どうしたことか気持ちが晴れない不自由なイメージです。
おそらく不自由な環境下での振る舞いに慣れてしまって、自由な環境下での振る舞いが分からないということになるのですね。
もちろん、自由には自己責任もセットで付いてきますから、そのリスクを考えると身動きがとれないと感じるのも想像できます。
人間は、歴史の中で、この繰り返しをしてきたのでしょうね。
今ココで得られている自由を感謝して、適度な自由を満喫したいものです。
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