悩みを忘れられると フーヴァー

リフレーミング,困難の時,悩み

『悩みは忘れ去ろう。目の前は困難だらけだ。振り返って過ぎ去った困難まで顧みる必要はない。 フーヴァー』

世界恐慌の時の第31代アメリカ合衆国大統領だったフーヴァーだけに、含蓄のあるフレーズですね。

人間は、目の前の幸福には目もくれず、過去の不幸を思いだしては涙する生き物です。

この点では、目の前のご馳走に集中して、ヨダレを流しながらかぶりつく生き物がスゴいと思い、また、逞しくも感じます。

リフレーミング(視点を変える)では、「目の前の幸福に焦点を合わせて、実感しませんか?」というテーマをピックアップしたりします。

それでも、人間はエネルギーを注ぎ込んだ苦労に、思い入れが深いようです。

ですから、悩みを忘れ去るというのは、ややハードルが高い要素かも知れません。

でも、次から次へと目の前に困難が押し寄せれば、悩みも過去の困難も思い返すゆとりさえなくなるのでしょう。

あまり、遭遇したくない場面ですが、このイメージを今ココに活かすと良いことだらけ、かも知れませんね。

逆転の発想で、時系列的に自分自身が体験した事柄を箇条書きにしてみると気持ちの整理に役立ちます。

その上で、スッキリした気持ちで、今ココの困難に集中する事が出来ます。

もちろんそこには、幸せを感じられる要素があることも理解しながら、向き合っていきたいですね。