弁が立つ人の弱点 伊藤東涯
『口に才ある者は多くの事に拙なり。 伊藤東涯』
「口八丁手八丁」などとも言われますが、実際には少数派なのかも知れませんね。
「口が達者な人は、言っているだけで実行しない」
などとも、揶揄されることもあります。
何も言わない人の方が、コツコツと物事に取り組んでいるようです。
江戸時代中期に活躍した儒学者の伊藤東涯ですが、私塾でも教育に携わっていたようです。
その観察眼からのこのフレーズには重みを感じます。
「天は二物を与えず」のようなイメージも感じます。
表現方法には、得手不得手があります。
口が立つ人、文章で表現する人、絵心で見事に表現する人など、人それぞれです。
基本的に、不器用な人が大半というのが結論なのかも知れませんね。
その中で、自分の得手不得手を理解している人は、対策ができます。
得意なことに集中して、得意なことは、その分野を得意な人に依頼したりできるからです。
また、人を客観的に観察していると、得手不得手が見えてきます。
コレを知ることも、コミュニケーションに役立ちます。
自分のニーズとマッチすれば、バーター(交換)が可能なこともあるからです。
人間を観察する時には、一面ではなく、多面的に行うと良いようですね。
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