嘲りと悟り 箴言14:6
『嘲る者は知恵を求めても得られない。悟る者には知識を得るのは易しい。(箴言14:6新改訳2017)』
誰に知恵を求めるかで、結果に大きな差が生まれます。
その対比は、「嘲る者」と「悟る者」です。
自分の利益最大化を無意識に考えているのが人間の正体です。
相談したい人も相談される人も、この思いがどこかにあるのではないでしょうか?
悟る者は、これがない人では無くて、これが、自分の中にあるコトを悟っている人のことだと私は考えています。
一方、自分の利益最大化という目的が達成できない時に、多くの人は、他人を貶めてでも、自分の位置を保とうとするおかしな行動にでます。
でも、それは、物事の基本的な解決になりません。
そのおかしな状態が、表面化すると「嘲る者」というキャラクターが登場するのです。
自分は正しいとか、自分は絶対に間違っていないという人は、自分自身を俯瞰してみる必要があるのかも知れません。
自分から見る視点だけでは、限られた情報しか入手できないので、注意が必要です。
他人との関係性のバランスをとることが難しいと感じている人がいると思います。
でも、「もう一人自分」との関係性に目を向ける人は少数派です。
人間は、絶えず軸足が動いていて、価値観もコロコロ変わりますから、絶対的な正解に立ち続けることは不可能に近いのですね。
「悟る者」の一面は、客観性がある人という考え方ができます。
自分の欲だけではなく、客観性を伴った共感できる知識は、より良い方向性への道しるべとなり得るのです。
人生は自分が主役ですが、自分だけ良いという視点から脱却し、客観的視点で、より多くの人と共感できるポイントを共有していきたいですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません