満足は思い違いかも知れないが… ゲーテ

『数人の人がそれぞれ満足している場合には、彼らが思いちがいをしているのは間違いない。 ゲーテ』

このフレーズを見ていると、「人間なんてわかり合えているというのが幻想だ。」と考えてしまうほどです。

人生は誤解の上に成り立っているという見方もできます。

そもそも、「自分のOK」が確立できないのに、他人を受容できるなんてあり得ないとも表現されるコトがあるので、人間の成長や成熟には、正論とは、また違った術が必要なのでしょうね。

ゲーテと言えば、ドイツを代表する文豪として有名です。

道ならぬ叶わぬ恋に絶望し、自殺をするというストーリーを描いた「若きウェルテルの悩み」25歳の時に出版し、ヨーロッパに名前を知らしめました。

そのストーリーは、いつの時代にもくり返しくり返し、起きているよく似たコトがあるモノです。

それだけ、人間の思いというモノは、正論では割り切れない繊細な要素を含んでいるのだと想像するしかないのでしょうね。

よく「正論や真実は人を傷つける」と言われます。

純粋な気持ちは大切にしたいのですが、それが、「貫けない何かというカベ」が、この世の中には存在しているのです。

それを避けるのか、突破するのかで、人生は大きく変わることがあります。

まあ、自分の振る舞いを誰かが許容してくれているとすれば、それは、一つの優しさなのかも知れません。

思いちがいと表現されているのは、その優しさに裏打ちされた「無意識の思いやり」だったのでしょうか?

少なくとも、誰かの愛に包まれて生かされているという現実は受け入れる必要がありそうですね。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe[注釈 1]、1749年8月28日 – 1832年3月22日[1])は、ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%86

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Posted by dblacks