自分だけの自己満足は? 箴言14:14
『心の放埒な者は自分の道に満足する。善良な人は彼から離れる。(箴言14:14新改訳2017)』
「今だけ、金だけ、自分だけ」という自分だけが良ければイイという人のお話です。
「心の放埒な者」は、自分だけOKの中で、酒色に耽ったり、嗜癖にドップリと浸かった状態といえばわかりやすいでしょうか?
それが、その人のすべてであると言うような状態を表しています。
社会生活の破綻や人間関係の乱れ、アルコールや薬物に至るまで、まるで、セルフネグレクトまっしぐらな状況です。
そこには、自分を気遣ってくれる他人に思いを致す余裕が微塵もありません。
そうすると、「善良な人はお付き合いができずに離れていく」と記してあります。
周囲と良好な関係性が築ける状態での振る舞いは、自分もOK、他人もOKです。
もちろん、自己満足の部分があっても、それがすべてにはなりません。
生きていく上での自己満足や自己充足は、バランスのために必要です。
しかし、自分だけOKの沼にドップリはまり込んだ状態は、異質の状態です。
自分だけOKの世界は、まるで、高速道路を逆走するようなモノです。
それは、自己満足を飛び越えて、自分が中心で、自分が神として振る舞うことを意味しています。
これは、創造主である神を超えて、自分を神の位置に置く行為ですから、かなり大胆不敵な行動です。
「愛」の源に背を向け、「光」から目を背け続けるという、隣人からすれば悲しく感じる選択です。
心配をしても、本人の転身がなければ、手助けもできません。
ですから、匙を投げて、離れる以外に選択肢がなくなるのですね。
どのようなときにも、セルフネグレクトをせざるを得ないあなたを待ち続けている隣人がいます。
それは、メシアであるイエス・キリストです。
すでに、あなたが感じているその重荷を背負い、あなたの身代わりに、十字架に架かって死に、葬られ、三日目に復活されました。
あなたが、それを自分のためだと受け入れるだけで、その重荷から解放されるのです。
その隣人こそが、「愛」の源であり「光」の源なのですから。
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