死と自分の可能性について ハイデッガー

『人は死から目を背けているうちは、自己の存在に気を遣えない。死というものを自覚できるかどうかが、自分の可能性を見つめて生きる生き方につながる。 ハイデッガー』

人間は、死は避けて通れないが、人情的には避けられるモノなら避けて通りたいというモノです。

そのものズバリを指摘したフレーズですね。

高齢の知人も、このテーマに葛藤したと教えてくれました。

その方のケースは、「永遠の希望を確信した」ことによって、「肉体的死は、永遠の生命の扉が開くことに希望を持つことができた」と表現してくれました。

まさに、「永遠の幸福マインド」ですね。

生きている人間には、未体験の肉体的死が、不安の塊のように見えて当然です。

自分自身が、その時に臨んだなら、どのような反応を示すのか想像できません。

未体験ゾーンを目の前にすると、不安が恐怖を駆り立て、パニックを招きかねません。

その様な状況で、泰然自若と構えていられる人は、少数派でしょうね。

例え、ジタバタしたとしても、「永遠の幸福マインド」があれば大丈夫ですね。

自分のゴールから、解決していくと、「今ココ」が充実できます。

人間は、過去と未来の板挟みになっていますから、過去を宝の土台に据え、「永遠の幸福マインド」に希望を持てば、真ん中の美味しい所に集中できます。

過去に対する怒りや未来に対する不安で、「今ココ」にある可能性を見られないのは非常に勿体ないですね。

例え、家から出られないような状況でも、何かの可能性はあります。

個人個人の状況に合わせて、必ず希望はあるのですね。

ハイデッガー【Martin Heidegger】

[1889?1976]ドイツの哲学者。キルケゴール、ディルタイの解釈学の影響のもとに、フッサールの現象学を発展させた。哲学の対象である存在は、実存を通してのみ理解可能であるとする、基礎的存在論としての実存哲学を形成した。その後、1930年代以後の思索は、存在そのものの解明に向かった。著「存在と時間」「形而上学とは何か」など。
(https://www.weblio.jp/content/ハイデッガー 参照 2021年12月16日)

未分類

Posted by dblacks