欲望で買って恐怖で売る 最悪は塩漬け 見切り千両
相場の世界は、誰かが得したら、誰かが損をしているという非常な一面があります。
かつてのゴールドラッシュのようです。
全財産をかけて、命をかけて、金鉱を探しに行った人たちの話を歴史として聞きました。
あと1m掘り進んでいれば、その人は巨大な埋蔵金を手中に収めることができたという話もあります。
今日では、ビンテージデニムが、金鉱採掘跡から発見され、それが、表面上はボロボロなのに、高値で取引されるのだそうです。
何かに挑戦する人生は非常に魅力的で、ロマンに溢れています。
また、自分自身も何かに挑戦していたいと考えています。
でも、取り組み方は、それぞれです。
相場の世界は、「欲望」が入り口になるケースが多いらしいです。
「儲けてやろう」という気持ちですね。
しかし、もっと儲けてやろうという執着心が、売り時のピークを逃してしまうと言うのです。
そして、やがて買値に近づき、「トントンでも嫌だ」という気持ちになります。
さらに、買値よりも下がると、「マイナスは嫌だけど、また、上がるはずだ」と考えて、身動きがとれなくなってしまうと言うのです。
起きてほしくないことが起きるのが人生でもあります。
人生の3つの坂、「上り坂」「下り坂」「マサカ」のまさかです。
それは、相場の暴落です。一度、暴落の後に恐怖を感じて狼狽売りをしてしまうパターンがあるといいます。
案外多いのは、また、回復するだろうと塩漬けしてしまうパターンです。
相場は、プロを自称する人でも、時には、大損をしてしまうことがある世界です。
相場の格言に「見切り千両」ということばがあり、適度なところで諦めて、ある程度の資金を温存しておくことが、生き延びるために必要だと言われています。
相場の世界に生きていなくても、このような教訓は大切だと感じます。
自分が取り組む仕事や学業、そして、「何にお金を使うのか?」 などを決めるときに、応用可能です。
習い事でも、これをやり始めたからには、コンプリートしなければいけないという所に執着をすれば、自分にとって無理が生じる可能性もありますし、他の可能性をつんでしまうことになりかねません。
臨機応変に、よりよい人生を探るためにも、忍耐力を鍛えながらも柔軟に生きていきたいと考えています。
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