すばらしい約束の正体 エドマンド・バーグ
『偽善者は素晴らしい約束をする、約束を守る気がないからである。それには費用も掛からず、想像力以外の何の苦労も要らない。 エドマンド・バーグ』
このフレーズを記したエドマンド・バーグは、政治家としては、絶対王政を批判し、議会政治を擁護しました。
彼の人生の中で出会った偽善者が、どれほどの約束を反故にしたかについては知る由も無いですが、このフレーズが残るほどの経験をしてきたのでしょうね。
また、21世紀まで残るコトになった理由は、すばらしい約束をしても、それを守る気がない人がいるからでしょうね。
人間は、進歩しているようで、変われない現実があるコトも受け止める必要がありそうです。
お調子者と言われるような人が、安請け合いをして、実現不可能な約束を安易にしているのを目の当たりにすると、それを見ている人は、眉をひそめるのではないでしょうか?
偽善や欺瞞に満ちている社会でもあるので、「自分は実現可能な約束をして生きたい」と思わされます。
世の中には、「スポンサーの振りをして権利だけ主張して、狙ったモノを奪っていく悪いヤツがいる」と聞いたことがあります。
細々と自分たちが欲しい条項を書き込んでおく、詐欺被害に遭った人の弁です。
「人は見た目が9割」などという風潮もあり、外見と調子の良さに騙される、見かけ倒しのパターンもありますからね。
金額の大小も、ダメージの差になりますが、自分が騙されていたという事実はショック以外の何ものでもありません。
約束を守るかどうかは相手次第ですから、防ぎようもないコトもあります。
せめて、自分が約束した内容を違えることがないように、気をつけていきたいですね。
エドマンド・バーク(英: Edmund Burke、1729年1月12日 – 1797年7月9日)は、アイルランド生まれのイギリスの政治思想家、哲学者、政治家。「保守思想の父」として知られる。ダブリンで富裕なアイルランド国教会信徒の家庭に生まれ、1765年から1794年までイギリス庶民院(下院)議員を務めた。
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