争う人 箴言16:28 マタイ5:9

『28 ねじれ者は争いを巻き起こし、陰口をたたく者は親しい友を離れさせる。(箴言16:28新改訳2017)』

「ねじれ者」と記されているのは辛辣ですが、周囲を見回せば、思い当たる存在もあることでしょう。

自分が気に入らないと怒り狂うタイプの人ですね。

ちゃぶ台をひっくり返したり、自分の怒りを増幅させるような、理解不能な行動をします。

それは、火に油を注ぐような行為であり、その場を収めて平和にするという発想は微塵も感じられません。

世界の紛争でも、この類いの話をよく聞きます。

どうやら、戦争が拡大し、長引けば長引くほど儲かる人たちがいるのが理由のようです。その人たちが生き延びるために必要な輸血は「WAR(戦争)」なのだそうです。

それを聞くと情けなくて、やるせない気持ちになります。

利害関係の整理は、日常的に大切です。しかし、「無用の争い」は避けたいものです。

「陰口をたたく者」と出てくるのは、イメージしやすい行動です。

相手に直接言えないこと、あるいは、自分の気持ちの整理がつかない、自分が相手よりも劣っているという劣等感を抱えているケースなど考えられます。

コンプレックスが要因で、相手への誹謗中傷は、最悪の結果をもたらします。

「あること無いこと」ではなく、「無いこと無いこと」を並べ立ててしまうことがあるからです。

それが、度重なると、関係は悪くなります。それまでの付き合いは、できなくなります。

気が小さい人の「一つの性質」かも知れません。

逆に「相手を陰で誉める」ことは、良好な関係への第一歩です。

それが、本人の耳に入ると、感情的にも、より深い良好な関係を築いていく可能性が広がるからです。

それこそ、「争う人」とは真逆な「平和をつくる者」への第一歩なのでしょうね。

『9 平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。(マタイ5:9新改訳2017)』

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Posted by dblacks