人生は楽園にも地獄にもなる マクシム・ゴーリキ
『仕事が楽しみなら人生は楽園だ。仕事が義務ならば人生は地獄だ。 マクシム・ゴーリキ』
「人間の労働は、「罪」の結果の罰だ」という考え方もあります。
「エデンの園での労働は苦役ではなく楽しかったのではないか」とも言われます。
「失楽園以降の労働は、額に汗して歯を食いしばるような苦役になった」と解説する人もいます。
その評価は、人間がどのような気持ちで労働をするかに、かかっているようです。
また、労働形態が多様化する現代社会では、時給の差が、何ケタも違う時代です。
現場労働者の時給は、生活できるであろう金額を想定し、労働者が暇を持て余さないように設定されたという説があります。
それに対して、富裕層は、時給の概念ではなく、その労働者たちの成果に付加価値をつけて集金するという図式です。その一面が、労働者から搾取しているという批判に繋がるのでしょうね。
チャレンジャーには、そのようなチャンスもある時代です。
さて、楽しみながら仕事をするか、義務として仕事をするかの差が、天と地の差になるのですね。
それならば、楽しみながら仕事をすれば、楽園気分の人生を選択したいです。
これにも、自分なりの工夫が必要ですね。
「何のために、誰のために、仕事をするのか？」
このような問いに対する答えをどのように出していくのかという課題ですね。
まずは、自分の目の前の課題を楽しむ習慣を持つところからでしょうか。
マクシム・ゴーリキー（Макси́м Го́рький, 旧綴: Горькій, 1868年3月28日（ユリウス暦3月16日） – 1936年6月18日）は、ロシアの作家。本名はアレクセイ・マクシーモヴィチ・ペシコフ（Алексе́й Макси́мович Пешко́в）。ペンネームのゴーリキーとはロシア語で「苦い」の意味。社会主義リアリズムの手法の創始者であり、社会活動家でもあった。
どん底 岩波書店
執筆当時のロシア社会の貧困層が描かれ、木賃宿を舞台に住人達の物語が展開される。本作には筋がなく、主人公もいない。アントン・チェーホフからの影響が指摘される。
ゴーリキーの戯曲は知識階級を描いた作品が多いが、本作はゴーリキーの物書きとしての初期作品に見られるルンペンプロレタリアートが描かれている。しかし、ゴーリキーの特色たるロマンティシズムの面影はほとんどなく、実写主義が全体を貫いている。本作はゴーリキーのルンペン時代を葬る挽歌、訣別の辞として知られている。