ラジオを聞いても意味不明な時代? 視覚優位 聴覚優位など

俳句は、5・7・5の17文字で、季語を交えて表現されます。テレビで大活躍をしている俳句の先生によると、その俳句を詠んだ時に、映像が浮かぶように、作らなければいけないそうです。

映像が浮かぶようにとは、限られた文字の表現では奥深い話だなあと受け止めています。

動画が全盛の時代で、しかも、バラエティー番組は字幕と拍手と歓声を盛りに盛って、視聴者を引き込もうとしているように感じます。視聴者に伝えたいコトをできるだけ分かりやすく画面構成する努力は大切な一面があることは確かです。

そのような傾向が強まれば強まるほど、人間の情報を思考するというステップに影響が出てくるという指摘もあります。

人間は、様々なタイプがあり、視覚優位な人もいれば、聴覚優位の人もいます。

勉強の方法でも、文字を読み込んだ方が効率が上がるタイプを視覚優位、教材の音声を聞いた方がよいタイプは聴覚優位と言われます。

情報を伝える媒体が、様々存在するのもこのためです。

また、バリアフリー対応として、音声化コンテンツとか、字幕サービスなども便利になって来ました。

媒体の中でも、音だけのラジオが結構根強い人気です。

目に負担がかからず、何かをしながら聞けるということもあります。

でも、このラジオが、聴覚から入った情報を思考して、脳内に映像化するという大切な要素を含んでいるのです。

最近聞こえてきた話で、心配になったことがありました。

それは、「ラジオを聞いても、サッパリその内容を理解ができない人が増えてきた」と言うことです。

思考のステップに違和感があるのだとは想像しますが、もしかして、対面での対話にも支障がでているのではないかと心配になりました。

若い年代で、そのような傾向があるそうです。

映像教育で育ってきた弊害なのかは、わかりませんが、解決策が慣れることであるならば、慣れていけばよいのでしょうけれど、そうシンプルなテーマでも無いように感じます。

人間は「話せば分かる」と言われますが、話しても分からない現実もあるのだと愕然とした心持ちになりました。

「はなせばわかる」という笑い話

人間はある世代になると、老眼と言われる症状が顕著になる傾向があります。近視の人は、その影響を受けにくいようです。

手に持った紙の文字が見えにくいと感じた時に、以前は近くに引き寄せれば読めた人が、その逆にしないと読めなくなったというのです。

つまり、「はなせばわかる」ということです(笑い)。これも、物事の一つの解決策ですね。

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Posted by dblacks