究極のおもてなし マザー・テレサ
『あなたのところに来るひとをだれ一人、 来る前より幸福もせずに立ち去らせてはいけません。 マザー・テレサ』
東京オリンピックの誘致合戦で「お・も・て・な・し」というフレーズが世界に紹介されました。
日本人の心として、「おもてなし」ができていれば嬉しいのですが、達人の領域は、さらに、奥深そうです。
そもそも、「もてなす」ことは、『1 人を取り扱う。待遇する。あしらう。2 心をこめて客の世話をする。饗応する。馳走 (ちそう) する。(デジタル大辞泉)』などの意味があります。
別な言葉で言うと「接待」ですね。
どれだけ山海の珍味をご馳走しても、それが、受け入れられなければ、意味を成しません。
相手の心に届くアプローチであれば、お茶を一杯も出さなくても、良いもてなしになるケースもあります。
マザーテレサのフレーズは、非常にハードルが高いように感じます。人によっては、プレッシャーに感じるでしょうね。
「来る前より幸福」というのは、客人にとってはありがたい話ですね。
それは、相手の実感によるものだとは思うのですが、それを目指して準備をしてお迎えをする習慣ができたとしたら、それを楽しめる心のゆとりもできる可能性があります。
最近は、温泉宿に泊まっても、フロントでチェックインを済ませると、カギを渡されて「ご自由にどうぞ」というパターンのもてなしがあります。客室が広い宿では、あらかじめ布団も敷いてあり、茶菓子もあり、ポットもお湯が沸いている状態もありました。
私は、このパターンが嫌いではありません。でも、昔の方式を懐かしく感じることもあります。
その方式は、仲居さんが部屋に案内してくれて、設備の説明と、お茶を入れてくれるというパターンです。おしゃべり好きの私は、出逢いの場として、心和む一時のように感じるのです。
コスト削減で、人員の削減、客との距離をとる時代では、難しいでしょうけれど、また、どこかでこのパターンを体験したいと考えています。
自分がホストとして、迎えるパターンもシミュレーションしておきたいですね。
マザー・テレサ(Mother Teresa, 1910年8月26日 – 1997年9月5日)、あるいはコルカタの聖テレサ(Saint Teresa of Calcutta)は、カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。またカトリック教会の聖人である。本名はアルーマニア語でアグネサ/アンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジ(Agnesa/Antigona Gongea Boiagi)、アルバニア語でアニェゼ/アグネス・ゴンジャ・ボヤジウ(Anjezë/Agnès Gonxha Bojaxhiu)。
「マザー」は指導的な修道女への敬称であり、「テレサ」は彼女の敬愛したリジューのテレーズにちなんだ修道名である。コルカタ(カルカッタ)で始まったテレサの貧しい人々のための活動は、後進の修道女たちによって全世界に広められている。
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