男と女、その違い ルソー
『男は知っていることをしゃべり、女は人に悦ばれることをしゃべる。 ルソー』
男と女の違いですね。
確かに、女性は相手との関係を良好にするために、ラポール(ラポール(rapport)はフランス語が語源の言葉で、「調和した関係」「心が通い合う関係」という意味)をつくるといいます。
それには、正しいとか間違っているとかは二の次です。
とにかく、目の前の相手と良好な関係をもち、平和的に過ごすのが第1です。
しかし、その場を離れると、別の感想も誰かに漏らすかも知れませんね。。
これは、防衛的にも有効だと思います。
でも、知識が先行する傾向が高いのは、男性なのかも知れません。
男性は、自分に興味あることを調べ、それについて、聞かれてもいないのに話しがちです。
また、それに沿って、ものさしが形成されれば、異論は間違いという抜き差しならない事態に発展しかねません。
相手との関係性よりも、何が正しいかに、焦点を合わせると、そのようになっても不思議ではありません。
正義も大切、異論も大切です。
でも、それよりもそこそこ良好な関係性こそが、人間関係における一番の潤滑剤ではないでしょうか?
冒頭のルソーのフレーズからは、そのようなニュアンスを感じます。
人間は、言葉でコミュニケーションをしているという建前ですが、その実は、相手の自分に対する気持ちを読み取って距離感を決定しているのだと考えています。
自分の気持ちを受け止めてくれると感じる相手には心を開き、自分が否定されるであろう相手には、心のシャッターを閉めてしまうのです。
「男は…」とか「女は…」などと言う表現は、コントラストをつける面では、分かりやすいですが、それがすべてを表現しているわけではありませんよね。
それぞれの良い所を組み合わせて、自分自身のコミュニケーション術を鍛えていきたいですね。
いずれにしても「つかみのネタ」は用意しておきたいと考えています。
ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau、1712年6月28日 – 1778年7月2日)は、フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した[注釈 1]哲学者、政治哲学者、作曲家[2][3][4]。
『エミール』(岩波書店)
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