微調整が難しい時代 デジタルの弱点 電波時計

アナログ時代は、時計のネジ巻きや時間の調整をよくしていました。怠ると時計が止まっていました。

でも、水晶時計などが主流になり、電池式になったりして、ほとんど調整しなくても良くなりました。

そして、電波時計全盛の時代に突入しました。

しかし、電波状態が良くないこともあります。天候の加減か? 遮蔽物の影響などか? で、時間がズレてしまうことがあります。

また、電池式の場合は、電池切れの場合に、時間が正確に表示されません。

その様な時に、「昔なら、手動で合わせることが可能だった」という話題になります。

アナログ時代の話は、黒電話にまで遡ることもあります。電話の歴史を知らないという世代も増えてきました。技術的には、黒電話はスゴいと聞きました。それは、それまでの時代は、交換手が回線の取り次ぎをしていたようで、私もその時代のことは、わかっていません。ですから、黒電話で相手に直接電話ができるようになったのは、当時としては画期的な出来事だったようです。

黒電話の正式名称は、「3号自動式電話機」とも言われます。共電式と言われるシステムは、家が停電していても使えるので、サバイバルできるシステムです。メタル回線省エネで優秀なのです。

今のデジタル全盛の時代は、停電したら、その途端に、通信の自由は奪われます。アナログ式の手旗信号やモールス信号などが役に立つ日が来るのかも知れません。

その後も改良を重ねて、601形電話機は、アナログ回線による単機能電話機としては、これ以上の根本的な性能向上は望めない水準で、「完成された電話機」と言われています。その後は、プッシュ回線へと移行していくので、ダイヤルが消えていくことになりました。

J-POPの歌詞で「ダイヤル」が出てくるのは、その名残で、ダイヤルがない世代からは、想像もできませんね。

日本ほど、公共交通機関が分単位で、規則正しく運行されている国は、世界広しといえど、稀なのだそうです。国民性というか、勤勉さというか、スゴいですね。

その裏返しは、少しのダイヤ変更でもクレームが出たりするのだとか?

スマホの時計もネットワークで、自動補正される時代なので、時計が現在時刻とズレているという認識を持っておく方が、万が一のためには備えになる可能性も感じます。

また、「0」か「1」かを重視するデジタル時代に生きながら、「0」と「1」の間を受けとめる心のゆとりを持ちたいと考えています。

電波時計の基地が機能しなくなったらどうなるのでしょうか?

デジタル時代のサバイバルを考える必要がありますね。

黒電話(くろでんわ)は、黒い筐体と送話器一体の受話器を特徴とする電話機の総称である。日本では一般的に、逓信省、および1952年(昭和27年)以降日本電信電話公社(以下一部を除き「電電公社」)によって制式化されて一般電話加入者に提供された、3号・4号・600形および601形の各電話機を「黒電話」と総称する。ダイヤルパルス方式の電話機や回転ダイヤル式電話機の通称として用いることもある。

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Posted by dblacks