誠実に歩む者の盾 箴言2:7
『7 主は正直な人のために、すぐれた知性を蓄え、誠実に歩む人たちの盾となり、 箴言2:7 新改訳2017』
ジョージ・ワシントンは、正直に桜の木を切ったことを告白し、許された。という逸話がありますが、どうやら、道徳の教材として作られた話のようで、事実ではないようです。
道徳と言うのは、非常に難しい分野です。社会の仕組みを理解するために、さまざまな方法があります。最近では、アニメなども活用されていますね。
アンパンマンには、多くの人が影響を受けたことでしょう。
過去には、スヌーピーがでてくる「ピーナッツ(PEANUTS)」と言う漫画や、数々のディズニー作品なども、道徳を教えているのだろうと考えています。
大人向けには、「勧善懲悪」がテーマである「水戸黄門」などが代表格ですが、「刑事ドラマ」などでも、道徳的な要素は感じます。
「正直に生きるとバカを見る」という考え方も根強くあり、利害関係の岐路に立たされると、迷いが生じるモノです。
確かに、一時期は正直に振る舞って損をしたと後悔することもあるでしょうね。
でも、その決断は正しかったと考えられるようになります。
もし、不正直な局面で得た利益なら、それを思い浮かべる度に、その情景を思い出すことになります。そうなると、良心の呵責は、くり返しくり返し、押し寄せてくるでしょう。
また、それが、誰かの不利益に繋がっていたとしたら、その人との関係は、それでおしまいになる可能性もあります。さらには、恨みを買ってしまうことにもなりかねません。
正直に振る舞うことで、回避できることもあるのですね。
そのような人には、ご褒美があるというのが、この箴言です。
それは、「優れた知性」と「誠実に歩む人たちの盾」です。
不正な利益を得て、ヨロイを着て自己防御をする必要から解放されるのです。
【主】自らが「盾」になってくださると言うのです。
お互いを引き下げる関係に別れを告げて、お互いを尊重し、高め合うような関係性への可能性を感じます。
自分が足りない所を見せる勇気があれば、誰かに保管してもらえることもありますよね。
それを隠していると、その可能性は低くなり、自分の弱点が露呈することに怯えて行動する日々になることも考えておく必要があります。
【主】の護りの内に、より良い関係を構築して行きたいですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません