香りは癒やし、でも不快感や、病むこともある
アロマテラピーで癒やされる人も、そのにおいがイヤと言う人もいます。
さらに、自分の体臭が気になるからと、香水を多めに使うと、会合の会場がそのにおいに支配されてしまい、その会合の目的がぶれてしまうこともあります。
また、衣装缶にナフタリンを入れ、そこに、カップラーメンなどを保存していたら、移香してしまったという事例もありました。
においというのは、難しいですね。
二酸化塩素を用いた除菌中和消臭剤があります。
においを感じなくする方法は、いろいろ研究されていますが、その多くが、マスキングというものです。これは、元のにおいを覆う別のにおいを芳香剤として置くという方法です。
これは、においが強い方が勝つのです。でも、元のにおいは残っているのですから根本的な解決には至らないのですね。
二酸化塩素で中和可能なものであれば、においを無くすという目的は果たせるのですが、万能ではありませんね。
案外、においに敏感な人が多いようです。
特に、電車の中などでは、閉鎖空間なので、息を止めるのにも限界がありますから、人によっては体調に影響するケースもあるようです。
最近は、分煙化が進み受動喫煙も以前ほどではなくなりました。
それでも、施設の敷地内禁煙という制限は、駐車場の車の中という治外法権をつくってしまっていたり、敷地の外(入り具と出口付近の道路)などで、煙が上がっていることもあります。
それを見ると、唖然としますし、その煙が流れてくれば、非常に残念な気持ちになります。
それは、タバコ臭の残り香よりも、影響は大きいかも知れません。
でも、これらは、法律で取り締まれる範囲ではなく、一人一人のマナー向上によるカイゼンをしなければ進まないテーマだとも感じています。
電車の中での喫煙もたまに報告があります。それを注意した学生が暴行されたこともありました。
そのような情報に触れると、本当に情けなくなります。
お互いに思いやりを共有できる世の中になるように願うばかりです。
そのために、自分ができることを考えて実践していきたいと考えています。
参考資料:香害入門 深谷桂子 著
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