友情という言葉 サント・ブーブ

『友情という言葉は女たちが好んで口にする、いとも立派な言葉である。あるいは恋を招き入れたり、あるいは恋に暇を出したりするための。 サント・ブーブ【わが毒】』

女性同士のおつき合いはナカナカ難しいようですね。

本能的に、自分が引き立つ相手を選ぼうとすると聞いたりします。お互いに、利用するとなると打算的なにおいがプンプンとしますね。

そもそも、「友情というモノの定義はどこに?」という話題を私は提起しています。

人とのつながりは、双方にとってメリットがないと長続きしません。

「誰かイイ人がいたら紹介して」とか、「彼氏を紹介したら横取りされた」などという話は、珍しくもありません。

人間は、利害関係でくっついたり、離れたりしがちです。

利害関係抜きで、対等な関係を結べる間柄があれば、一生の知己を得たと考えても良いのかも知れません。それは、宝くじに当選することよりも素晴らしい事だと思います。

その様な関係性を持てる人は、少数派では無いでしょうか?

気軽に「友情」を乱発したい傾向を自分の中に感じたら、要注意なのかも知れませんね。

自分をよく見せるために、あの人と親しいというアピールをしがちです。でも、その多くは一度あいさつをしたとか、一緒に写真を撮ってもらったなどのケースが多いようです。

本当に相手を大事にしたいのなら、その様な行動を控えるものだと考えます。

有名な人が、写真やサインをねだられて、気やすく応じると、そのように利用されたり、リスク回避で断ると、悪評を書かれたり、厄介な時代です。

自分も相手も大事にするという意識を大事にしていきたいと考えています。

シャルル=オーギュスタン・サント=ブーヴ(Charles Augustin Sainte-Beuve, 1804年12月23日ブローニュ=シュル=メール – 1869年10月13日パリ)は19世紀フランスの文芸評論家・小説家・詩人。ロマン主義を代表する作家の一人で、近代批評の父とも言われる。
ロマン主義文学史上、小説のユゴー、バルザックと並び称され、批評というジャンルを確立したと言われる。代表作にジャンセニスムの歴史を描いた「ポール・ロワイヤル史」(Port-Royal、1840-1859刊)、「月曜閑談」など。1844年にアカデミー・フランセーズの会員になった。ユーゴーの妻アデールと姦通したことでも知られる。
サント=ブーヴは、従来みられた個人の趣味や印象に基づく批評(印象批評)とは一線を画し、文学者の生い立ち・環境・思想・教養などが作品に現れるという立場から、伝記・書簡などの資料を駆使して作品の本質を学問的に研究したもので、それ自体が鑑賞に堪える作品となっている。ただし、プルーストに代表されるように、現実の作家と文学作品を結びつけて論ずる批評手法に対する批判も、特に20世紀以降多い。

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Posted by dblacks