オメガ3とオメガ9を中心に脂質を考える

脳の毒になる油、薬になる油について

まず、薬になる油は、オメガ3 (α-リノレン酸) アマニ油 えごま油 *魚や甲殻類に含まれているEPA、DHAです。

次に、オメガ9(オレイン酸) オリーブオイル 菜種油 ごま油などです。

さらに、中鎖脂肪酸 ココナッツオイル MCTオイルもやや健康的に位置しています。

この3種類は、「脳の毒を出す食事」の51ページでは、「◎」の評価になっていました。

評価は「△」ですが、飽和脂肪酸 バター、ラードが挙げられています。味付け、風味付けなどには欠かせないものですね。

次の2種類は「X」評価です。できれば、摂取しない方がよいとされています。

オメガ6(リノール酸) 大豆油 コーン油 ツナ缶などに使われている安価な油です。

トランス脂肪酸 マーガリン ショートニング お菓子やパンなどには欠かせません。食べるプラスチックと言われています。

日常生活で、何を採用しているかを検証して見ることは、自分の健康状態を確認することにも繋がりますので、オススメします。

油を絞る方法は、低温で一番搾りが良いとされています。それが、「バージンオイル」と呼ばれています。

同じ種類の油でも、絞りかたによって質が異なります。それらは、消費者からは見えにくくなっています。

圧搾法といわれるこの方式は、もっとも伝統的で基本的な方法です。
収穫されたオリーブオイルを石臼でひいてペースト状にし、それをフェルトのマットに挟み、圧力をかけることで固形の植物組織と液体状の油分と水分が分離されます。分離槽に入れられた液体は、油と水の比重が違うので自然と二層に分離し、その上澄みがオリーブオイルとなります。(中略)
現代ではオリーブを砕きペースト状にする段階から搾油までを、機械化した技術が中心となっています。 この技術により、これまで重労働であったオリーブの搾油はずっとシンプルで衛生的なものになりました。
「連続法」といわれる搾油では、一連の技術をすべて統合した機械に収穫したオリーブを投入すると、オリーブオイルが出てくる様は、伝統的な搾油方法に比べると、なんとなく味気ないものにも思えますが、より純粋で良質なオリーブオイルを搾油するにはこの方法が持つアドバンテージは計り知れないものがあります。 この分野の技術革新は今も続いており、最新の設備では、すべての工程で一切空気に触れることなく、完璧な温度管理の下オリーブオイルを作ることも出来ます。参考サイト

良いとされるオメガ3 (α-リノレン酸) アマニ油 えごま油は、摂取するのに工夫がいります。「良薬口に苦し」と感じる人もいるかも知れませんね。

その点、オメガ9(オレイン酸) オリーブオイル 菜種油 ごま油などは、なじみやすいかも知れません。

参考資料:脳の毒を出す食事 白澤卓二 著

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Posted by dblacks