人間は負けはしない アーネスト・ヘミングウェイ
『「人間は、負けるように造られてはいないんだ」
「そりゃ、人間は殺されるかもしれない、けれど負けはしないんだぞ」 アーネスト・ヘミングウェイ【老人と海 新潮社】』
勝負には、結果として勝敗は付き物です。
しかし、人生に負けはないという考え方には、大賛成です。
近年、学校の運動会で、順位をつけないという傾向があると聞きました。また、男女分けをしないという所もあるようです。
昭和の時代に育ったものとしては、それを聞いても、現状を理解するのに時間がかかりました。
理屈は、「順位をつけると差別になる」「男女を分けると差別になる」という考え方のようです。誰が言い始めたのかはわかりません。
また、幼稚園の発表会の主役はダブルキャスト以上の配置をしなければならないという現場の悲鳴です。主役を抽選やジャンケンで決めていた時代から、主役を希望者の複数人でリレーする方式などもあるようです。
アイドルなどは、オーディションがあるので、採用不採用がハッキリしていますよね。
入試なども、合否がハッキリしています。入社試験も同様です。
学生の時代と社会に出る時からのギャップの大きさに、戸惑うのは、当人達だけではなく、保護者もではないでしょうか。
また、「失敗をするのはイヤ」という意識を植え付けてしまうと何をするにも消極的になります。
これからの時代は、特にこのフレーズを役立てて欲しいですね。
理不尽にいのちが奪われる時代ですから、自分自身の自由意志を貫いて「負けない」行動をして欲しいと考えています。
もちろん、局面を考えて、合理的判断も柔軟にして行く知恵も大切です。
でも、自分自身の信念を貫けるというのは、大切な要素ですね。
アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway、1899年7月21日 – 1961年7月2日)は、アメリカ合衆国出身の小説家・詩人。ヘミングウェイによって創作された独特で、シンプルな文体は、冒険的な生活や一般的なイメージとともに、20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えた。1954年にノーベル文学賞受賞。代表作は『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』『老人と海』など。これらは、アメリカ文学の古典として考えられている。(中略)
ヘミングウェイは猫好きで、知己の船長から2匹の猫を貰い受けている。この猫は近親交配の結果か足の指が6本ある多指症で、ヘミングウェイは幸運を呼ぶ猫だと信じていた。キーウェストのヘミングウェイ博物館では、この猫の直系子孫が50匹ほど今も飼われており、6本指の遺伝子を受け継いでいる。
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