カギになる能力 エルバート・ハバード
『能力があるというのはいいことだ。だが、他人の能力を発見する能力があるかどうかが真の鍵となる。エルバート・ハバード』
良いアスリートの資質は、自分の能力を分かっていることや、自分の限界を理解している事だと認識しています。
名選手必ずしも名監督ならずと言われますが、大活躍したアスリートでも、名監督になれないケースもあります。
それは、冒頭のフレーズが示している要素が関係しているからです。
良きリーダーの教訓として、挙げられる要素でもありますね。
プロ野球界で長きにわたり貢献したと言えば、野村克也さんが思い浮かびます。
彼は、選手兼監督として、チームを引っぱっていた時代がありました。
プレイングマネージャーと言われ、そのポジションに憧れる人も多い、魅力的な立ち位置です。
その後、ID野球として監督を務め、多くの優秀な選手を輩出しました。
でも、オオタニサンの二刀流には懐疑的だったのです。
実際に、オオタニサンが大リーグで結果を残し評価をされたことを受けて、自分の見立てが違っていたことを認めて謝罪しています。
大監督、大指導者と言われる野村克也氏でも、なかなかオオタニサンの潜在能力は見抜けなかったようですね。
チームを束ねるリーダーは、自分が目立つ引き立つことよりも、選手が伸び伸びとプレイするための配慮をするのが役割です。
監督、コーチ、選手、それぞれが取り組む内容が違うのですね。
ビジネスの現場でも、上司の振る舞いが業績にも影響します。
イケイケすぎる上司でも、部下はついて行けません。
最近では、「○○ハラ」だったり、手柄を独り占めする上司は、評価されません。
チームとして、上手く機能するように配慮するのが、リーダーの役割です。
その為には、他人の能力を観察して、その能力を最大限引き出すことが大切なのですね。
エルバート・ハバード(Elbert Green Hubbard/1856年6月19日-1915年5月7日/男性)は、アメリカの思想家、作家、教育者、講演家。イリノイ州出身。出版社「ロイクロフターズ」の創設者であり、雑誌「ペリシテ人」「時代」の創刊者。高踏的な芸術雑誌を発行する一方でエッセイを書いた人物であり、代表作に米西戦争の一事件を題材にした「ガルシア将軍へのメッセージ」がある。
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