動画 ヘラジカはデカいけど…
車を点検し、ニンジンを与えられる若いヘラジカ。
2024年3月14日撮影/カナダ
まるで、ヘラジカの検問所のようです。
そして、通行料は、「ニンジン」です。
運転手さんは、ニンジンを差し出しながら、一生懸命お話しをしています。
ヘラジカさんは、モグモグしながら、無言で聴いていますが、理解しているのでしょうか?
生き物同士のコミュニケーションは、言葉だけではないので、意思の疎通ができている可能性があります。
若くても、これだけ大きなヘラジカとは、友好的な関係を保っておくのが賢明なのでしょうね。
ヘラジカ (篦鹿)
Alces alces
別名,オオシカ。北アメリカではmoose,ヨーロッパではelkと呼ぶ。長さ2mにも達する,手のひら状にのびる巨大な枝角をもつ大型のシカ。偶蹄目シカ科の哺乳類中もっとも大きく,体長240~310cm,肩高140~235cm,尾長5~12cm,体重200~825kg。上唇が幅広く下あごにおおいかぶさるように発達し,シカというよりはむしろウマを思わせる頭部(顔)をもつ。体色は,暗褐色,赤褐色,灰褐色など。北アメリカとユーラシアの北部針葉樹林に広く分布する。とくに水辺近くにすんで,ヤナギ,ポプラ類の葉や小枝を好んで食べる。幅広い上唇は,これらの食物を摘みとるのに適している。雌雄ともふつう単独でくらし,9~10月の交尾期には,雄は他のシカ類のようなハーレムをつくらず,1頭の雌と一時的なつがいをつくる。雌は妊娠期間242~250日で,春に1産1~2子を生む。子は誕生時で,体重が11~16kgある。寿命は最長で27年。ロシアでは,肉と乳の生産を目的に本種の家畜化が試みられ,ある程度の成功を収めている。
執筆者:今泉 吉晴
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