人生がはじまるとき レッシング
『真理を模索し始めることによってまことの人生ははじまる。犠牲なくして人生の幸福を求めることは無益なわざであることを知れ。レッシング』
「まことの人生」とは、鋭い指摘だと感じます。
人間の人生は、それぞれがリアルなのですが、その実、虚飾の人生だという現実もあります。
それは、自分自身を見失っているという一面もある事でしょうね。
あえて、自分を覆い隠すことによって、穏やかに生きるという選択も、アリだと思います。
それを、多くの人は無意識にしているのですね。
それが、良いのなら、あえて、刺激的な変化を求めないという選択もあります。
しかし、このフレーズに何かを感じた人は、刺激を求めることでしょう。
「真理を模索し始めること」というのは、波が高い外洋に小さな船でこぎ出すようなイメージがあります。
虚実が交差した世の中で、真理を見つけるという旅路には、相当な覚悟がいります。
機密情報の開示という制度があります。それらは、70年を過ぎると開示されるというものもあります。
それらによって、見えてきた歴史の事実というものを見せられています。
今まで、それらを否定してきた人たちは、ほとんど、この世にはいません。
それを見越した「70年」という期間設定なのかと勘ぐりたくなります。
それは、事実を突きつけられ、それまでの虚偽が白日に晒されるということです。
ここで、言われている「真理」とは、また異質ものだと私は考えています。
私の場合、創造主である神【主】との出会いだと考えています。
自分自身の存在、そのものに対する探求です。
それには、過去の自分との対峙や親との関わりへの葛藤など、中には痛みを伴うものもあります。
しかし、それらに向き合い、耐性がついてくると、「幸福感」も実感できるようになるのです。実に不思議なものですね。
ゴットホルト・エフライム・レッシング(Gotthold Ephraim Lessing, 1729年1月22日 – 1781年 2月15日)は、ドイツの詩人、劇作家、思想家、批評家[1]。ドイツ啓蒙思想の代表的な人物であり、フランス古典主義からの解放を目指し、ドイツ文学のその後のあり方を決めた人物である。その活動は、ゲーテやシラー、カント、ヤコービ、ハーマン、ヘルダー、メンデルスゾーンなど当時のドイツ文学・思想に多大な影響を及ぼした。西洋近代の転生説を最初に明記した人物と言われており[2]、この転生思想は現代日本への影響も大きい。
また彼の死後、文学・哲学界でいわゆる「スピノザ論争」がおきた。
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