不思議なワザの意味 使徒の働き2:22-24

『2:22 イスラエルの皆さん、これらのことばを聞いてください。神はナザレ人イエスによって、あなたがたの間で力あるわざと不思議としるしを行い、それによって、あなたがたにこの方を証しされました。それは、あなたがた自身がご承知のことです。
2:23 神が定めた計画と神の予知によって引き渡されたこのイエスを、あなたがたは律法を持たない人々の手によって十字架につけて殺したのです。
2:24 しかし神は、イエスを死の苦しみから解き放って、よみがえらせました。この方が死につながれていることなど、あり得なかったからです。使徒の働き2:22-24新改訳2017』

「神はナザレ人イエスによって、あなたがたの間で力あるわざと不思議としるしを行い」と記されている事について考えてみます。

福音書には、多くの奇跡が記されています。

その他にも、多く「力あるわざと不思議としるし」が行われ、多くの人がそれを目撃したことでしょうね。

それは、イエスが、旧約聖書の預言されているメシアである事を示すというのが、一義的な目的でした。

また、それを求めた信仰を見せるためという側面も見て取れます。

しかし、それよりもビックリ仰天しているはずのことが続いたのです。

それは、「神が定めた計画と神の予知」によって、なされたことと言うのは、最重要な点です。

その当時の人々は、イエスが律法を守る義人だという認識でいたと推察します。

それでも、ユダヤ人支配層は、そのイエスが邪魔だったのです。

神の予知は、それさえも織り込みながら、異邦人であるローマ帝国によって十字架刑に処したのです。

その事を通じて、義人が十字架刑で死ぬ意味を考える必要があるのです。果たして、それをイメージした人がどれほどいたのでしょうか?

神の計画は、「イエスを…よみがえらせました」。これは、一時的な蘇生ではありません。

それは、人間が逃れられない死、それ故に、人間を恐怖に追いやるもの、その死に完全勝利し、完全復活され初穂となったのです。

これこそ、信仰者が肉体から解放されたときに、永遠の幸福につながる扉が開かれた瞬間なのです。

イエスの復活を、多くの人は、目撃しました。

サタンの感化を受けた人間は、サタンに盲従して、イエスを亡き者にする選択をしました。

しかし、それは、悔い改めて信仰を持つ人に、永遠の希望を確立するものになったのです。

「力あるわざと不思議としるし」の本質は、そこにこそあるのです。

人間は、マジックショーのような展開を夢見ますが、それは、一時的です。

永遠への希望こそ、永続するものです。

それを自分のものに獲得することで、永遠の幸福マインドに生きることができるのですね。

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Posted by dblacks