私を守り、保つもの 箴言2:10
『2:10 知恵があなたの心に入り、知識がたましいに喜びとなるからだ。 箴言2:10新改訳2017』
自分の心をどのように守っていますか?
自分自身を守ることは大切です。それは、心のスキマをこじ開けて侵入してくる輩(やから)がいるからです。
でも、防衛本能でも恐怖心から、心を閉ざした状態でいると、梅雨時のカビが増殖するように、心だけではなく、身体までも蝕まれることがありますからご用心ですね。
適度な心の通気とお掃除が大切なようです。
「心にもないことを言う」という表現がありますが、本来は、心にあるものが口を通じて出てくるという流れが一般的です。
リップサービスも時には、コミュニケーションの潤滑剤になります。でも、過剰だとイヤミに受け取られかねません。ワザと、褒めるような口ぶりで、イヤミを吐露する人もいますね。
また、「毒」を吐くと言われるような過激な傾向の人もいますね。
そして、心は、闇に覆われることもあります。
それは、周囲に対する不信などで、心に雨戸を引いて締め切りになりたくなるときかも知れません。
冒頭の箴言は、「知恵があなたの心に入り」と記されています。
これは、信仰者になる瞬間に起きる現象と重なります。
それは、【主】である聖霊(第三位格)の内住です。
自らの意志で、信仰告白をするときに、心を開いて、聖霊を受け入れることになるのです。
信仰者の中には、【主】が住まわれる。つまり、「神(聖霊)の宮」とされるのです。
何よりも「知恵」を求めたソロモン王は、「【主】の知恵」によって、その職責を果たしました。
しかし、晩年には、世の繁栄の渦に巻き込まれて、惨めな思いをすることになりました。
彼は、自分の一生をかけて、「【主】の祝福による繁栄」や「人間の欲による虚飾」、「欲に絡め取られる人間の浅はかさ」を味わい尽くしたように見えます。
それは、伝道者の書に「1:14 私は、日の下で行われるすべてのわざを見たが、見よ、すべては空しく、風を追うようなものだ。伝道者の書1:14新改訳2017」に凝縮されています。
「空しい」という空虚な感想は、後世の人への大きな教訓だと感じるのです。
内住の【主】と共に、その知恵によって生きることにより、空虚さを回避できるのです。
信仰者は、全宇宙を包み込む創造主である神【主】の愛に包まれているのですから、それを日々、味わっていきたいですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません