恐怖心との向き合い方 デール・カーネギー
『優柔不断は疑いと恐怖心を生み出し、行動は勇気を生み出す。恐怖心を克服するには、家に閉じこもってくよくよしていては駄目だ。外へ出て仕事に精を出すことだ。デール・カーネギー『カーネギー名言集』(創元社)』
21世紀の世の中には、恐怖心を抱く人が増えているように感じています。
デール・カーネギーは、貧しい農家生まれですが、持ち前の積極性と、対人スキルで、まさに、自分の道を切り開いた人物です。
「鉄鋼王」のアンドリュー・カーネギーと同じ名前ですが、親戚関係は無いにもかかわらず、それさえも、自分の踏み台にしたような力強さを感じます。
このフレーズも、立ち位置によっては、受け取り方が色々あるようです。
旧約聖書に登場する「ギデオン」には、このフレーズが功を奏したかも知れませんね。
しかし、多くの場合は、恐怖心を越えて行動をするという決断をできないでいる段階です。
今の時代で言えば、「外に出て、イヤな目にあえば、守ってあげるよ」というようなニュアンスも必要なのかも知れませんね。
日本では、令和型の引きこもりというケースが増えてきていると聞きました。
それは、学校で、特にいじめられたり、孤立しているわけでも無く、学校に通学できない訳では無いけれど、家で、ゲームやSNS、動画共有サイトなどを見ている方が楽しいから、学校に行かないというパターンのようです。
引きこもりの要因は様々で、圧倒的に、学校内のトラブルにより、恐怖心から、登校できないケースが多いようです。
でも、この引きこもりの多様化には、教育現場も頭を抱えているようです。内申書から、出欠日数が消えるという動きも出てきているようです。
安心して、実力が発揮できる居場所が見つかるのが一番ですね。そのフィールドがあると実感できる人は幸せなのでしょうね。
デール・ブレッケンリッジ・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie:1922年頃までは「Carnagey」と表記)(1888年11月24日 – 1955年11月1日)は、アメリカの作家で教師にして、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者。
概要
ミズーリ州の貧しい農家に生まれ、今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年)(原題:How to Win Friends and Influence People、“友を得、他人に影響を与える方法”)の著者として有名である。
また、『道は開ける』(1948年)(原題:How to Stop Worrying and Start Living、“恐れるのをやめ生き始めるには”)、『知られざるリンカーン』(原題:Lincoln the Unknown)(1932年)なども著している。
カーネギーの著書では、「他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができる」という考えが、柱のひとつとなっている。
上記の著書の著者名がカーネギーであることから、「鉄鋼王」のアンドリュー・カーネギーと勘違いされることが多いが、「デール・カーネギー」は別人であり親戚関係などもない。
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