創造主である神【主】が一番喜ぶこと 箴言15:8
『15:8 悪者のいけにえは【主】に忌み嫌われ、心の直ぐな人の祈りは主に受け入れられる。 箴言15:8新改訳2017』
創造主である神【主】に、自分の思いで農産物をささげたカインを思い出します。彼は、自分の最上のものをささげたつもりだったのかも知れませんが、それは、【主】が示されたささげものでは無かったのです。弟のアベルは、【主】の御心に適った犠牲をささげ、【主】に喜ばれました。
これをみて、不機嫌になったカインは、アベルを殺害するに至りました。これが、人類史上、最初の【殺人事件です。しかも、【主】からの問いかけに偽証を働く始末でした。でも、この性質を肉体は引き継いでいるのです。これは、肉体的生命に生きる限り、縁が切れない要素なのです。
しかし、創造主である神【主】は、アダムとエバに対して、罪の解決を宣言されました。そして、今から約2000年前に、イスラエルにおいて、神の子羊イエスが十字架に架かり死に、葬られ、三日目に復活し、その道筋が完成しました。やがて、新天新地がはじまるときに、「創造主である神【主】による、人類の救済は完成される」のです。
「心の直ぐな人」とは、その【主】の約束を信じる人のことです。
そして、その人の祈りは、「主に受け入れられる」と言うのです。
【主】は、人間に対して、豪華な奉納品を求められません。全宇宙が、【主】の所有なのです。
人間が、握りしめていたとしても、その所有権は確定ではないのです。
『15:22 サムエルは言った。「【主】は、全焼のささげ物やいけにえを、【主】の御声に聞き従うことほどに喜ばれるだろうか。見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。
15:23 従わないことは占いの罪、高慢は偶像礼拝の悪。あなたが【主】のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」 1サムエル15:22-23新改訳2017』
律法の規定では、「全焼のささげ物やいけにえ」が定められていました。
それを実行することが、信仰を表明するということでしたが、このサムエルが預かった【主】の言葉は、実に含蓄があるものです。
これは、一義的には、サウル王に向けての言葉です。
【主】が人に望む事という点では、信仰者にも適用可能な要素だと考えています。
【主】に「聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる」と言うのです。
いけにえには、信仰の表明などの意味があるのですが、大切なのは、聞き従う心があるかを探られているというのです。
欠点が無いいけにえとは、表面上に傷が無い基準を満たしたものと言うよりも、それをささげる人の信仰、動機が伴い、【主】の御声を聞く姿勢があることも含まれているのですね。
贖いがすでに完成した今の時代には、いけにえは不要です。
信仰者が、心からの感謝を祈りに込め、【主】の御前に香ばしき香りとして届けたいと考えています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません