人生において重要なコト ゲーテ
『人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない。 ゲーテ』
「成功本」や「HowTo本」は、よく売れるようです。
「成功本」は、成功者に憧れて、お金持ちになりたい人が多いからなのかも知れません。
でも、結果論になっていて、その本を書いた後の人生で、主人公が破綻しているという事実もあります。その注目される偉業という評価が変わる訳では無いのですが、人生のどこかに破綻リスクは潜んでいるのですね。
成功者になる可能性は、ワンチャンスでもあるのですが、成功者であり続けるのは、だんだん難易度が高くなっていくと考えています。
「成功本」は、成功した人の伝記と考えると、人生経験を積み上げるためには有益なのでしょう。
また、何をどの様にしたら正解か?の示唆を受けたい人は、「HowTo本」を食い入るように見つめます。
これは、時代を反映しているように感じます。
「一つの失敗が命取りになる」と言う強迫観念が渦巻いていて、上手く行く方法を探すのでしょう。
でも、ケースバイケースですから、その本に提示されている条件や手法が、読者のそれとは、合致しないことも多々あるはずです。
その本の通りにしたけど上手く行かなかったというクレームがあるようです。
情報は、参考にしながら、試行錯誤や創意工夫も大切なのですね。
自分の理想や想定をクリアできるというのは、なかなか無い話だと考えています。
それには、理想と現実の隙間をうめていく、思考やモノ、そして、作業が伴わないと到達できないのですね。
冒頭のフレーズで、ゲーテは「生きた結果ではない」とまとめています。
大切なのは、「生きること」だと言うのです。
そのためには、視点を確認する必要があります。
自分の中の成功基準を「今日一日、精一杯生きること」という感じです。
何らかの成果が、伴うと思います。例え、それが、自分にとって思わしくない結果(失敗)であってもです。
それを明日の糧にするたくましさも必要ですね。
生きるという事は、カッコイイばかりではありません。毎日、恥をばらまいているのです。
でも、それを客観視することで、「明日の自分へとバージョンアップしていける」と私は考えています。
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