賢明で思慮深い人になりたい 箴言17:2
『17:2 賢明なしもべは、恥知らずな子をも治め、兄弟たちの間にあって、資産の分け前にあずかる。 箴言17:2新改訳2017』
賢明なしもべというと、ヨセフを思い出します。
彼は、イスラエルの祖、アブラハムから見ると曾孫(ひまご)にあたります。
彼の父は、ヤコブ、後にイスラエルに改名されます。その子が、12人与えられたので、イスラエル12部族とされたのです。
ヨセフは、ヤコブが寵愛していたラケルの長子であり、創造主である神【主】に選ばれた人で、数奇な人生を歩みました。
まず、【主】から啓示の夢を見ます。その内容を兄弟に話すことにより、嫉妬や憎悪の対象になってしまします。遊牧をしていた兄弟のところへ行ったときに、兄たちは、ヨセフを殺そうと言うまでになりました。しかし、そこに、エジプトに向かう隊商が通りかかったので、奴隷として売られたのです。
兄弟たちは、父に「ヨセフが行方不明になった」と報告しました。
エジプトに売られたヨセフは、主人のために勤勉に働き、重用されていました。しかし、主人の妻の誘惑を断ったので、無実の罪で、投獄されます。そこで、王のソムリエとシェフと出会い、彼らの夢を解き明かすのです。それが、後々、ファラオの夢を解き明かすことにつながり、やがて、エジプトのナンバー2に取り立てられたのです。
ヨセフは、夢で示された飢饉に備えるために、蔵に穀物を備蓄します。そこに、飢饉にあえぐ、ヨセフの兄たちが、食料の買い付けにやって来るのです。その出会いから、イスラエルはエジプトへ移住することになったのです。
つまり、ヨセフは理不尽にも売られ、無実の罪を着せられた受難のしもべのひな型です。
でも、どの様な状況におかれても、創造主である神【主】に対する信仰により、賢明で思慮深く振る舞ったのです。
彼は、兄弟の誰よりも繁栄し、【主】の祝福の中を歩んだのです。
また、賢明なしもべは、【主】から委ねられた財産の良き管理者でもあります。
ここにこそ、人間が試される要素があります。
お金の取り扱い方には、知恵が必要です。
お金を得る手段も、利己的な欲に支配されがちですが、相応な分を得るという視点を大切にしたいと考えています。
特に、お金の使い方は、非常に難しいですね。
賢明なしもべは、良き管理者としての鍛錬が必要だと考えています。
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