歴史の誤解 バーナード・ショー

『あらゆる歴史は、天国と地獄の両極端の問にある世界の振動の記録にすぎない。一期間というのは、その振子のひと振りにすぎないのに、各時代の人々は、世界がつねに動いているので進歩しているのだと思っている。 バーナード・ショー「人と超人」』

ブロードウェイミュージカル『マイ・フェア・レディ』の原作者としても有名なーナード・ショーのフレーズです。

人間の築いてきた歴史についての問いを感じます。

世界は、凄い速度で変化をしています。

でも、どの程度、進歩をしているかは甚だ疑問です。

確かに、先人の試行錯誤に、今の情報技術ITなどを駆使して、生活には便利な面が増えています。

しかし、停電リスクなどを考えると、アナログ時代の方が、リカバリーの選択肢があったようにも感じます。

このフレーズは、振り子をイメージさせ、それが、往復運動である事を強く印象づけます。

アナログ時計は、12時間分が一周期です。これは、半日分です。

デジタル時計は、規則的に動けば、24時間ですが、表示の指令が変われば、そのケタの別の数字を表示することも可能になります。

人間の刻んできた歴史は、「天国と地獄の両極端の問にある世界の振動の記録」と記されています。

人間が、良心に従って判断するのか?

あるいは、悪魔の囁きに、魅入られるのか? の狭間に置かれているというイメージを感じます。

最近のロボット技術の発展は、凄まじく、稲刈りをするロボットのデモ動画が出回っています。

人間よりも、遙かに効率よく稲刈りをしながら、穂を束ねて行く姿は、人口減少の田舎農村には朗報なのかも知れません。

しかし、人間がいなければ、ロボット達も意味が無くなります。そんな、矛盾にも向き合う時期なのかもしれないと考えさせられます。

ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw, 1856年7月26日 – 1950年11月2日)
生い立ち
ダブリンに生まれる。一族は元はスコットランド貴族で、17世紀にアイルランドへ移住して来たピューリタンの家柄であり、父ジョージ・カー・ショーは法務省の役人をやめて穀物卸売商を営んでおり、母ルシンダ・エリザベスは地方の紳士階級の出身で勝ち気で芸術を愛好する女性だった。姉のエリノア・アグネスは20歳で夭逝し、ルシンダ・フランシスは音楽家となった。
叔父からラテン語の手ほどきを受けて後、ダブリンのウェズリー・カレッジ(英語版)に入学する。翌年に地方の私立学校へ移り、1869年にはダブリンの商人階級のカトリック子弟のための中央模範小学校に通う。1871年までの2年間はダブリン英語科学商業学校で送った。この間はアイルランド国立美術館で名画に親しむことが多く、母や姉たちと音楽教師とともに暮らし、音楽に囲まれて多くの名曲を暗唱するようになっていた。

未分類

Posted by dblacks